【実録】龍桜義塾のマスコットができるまで【その➁】
おはようございます!
さいたま市北区か、大宮区で高校受験専門の塾を開校予定の【龍桜義塾】です。
前回までのあらすじ
こうしてできあがった
このキャラクターが、
ヨッシーにしか見えなくなる呪いにかかり、苦悩し、煩悶した。
ボクは机に額をつけながら、形容しがたいうめき声をあげた。
小一時間ほど、そうしていたときだった。
「食べ放題に行こうぜ」
と友人Aが車で来て、ボクはホテルのレストランへと誘拐された。
ローストビーフを食べながら、「牛は草を食べているのになぜこんなにも美味しい肉となるのか」という話をした。
「こうやって、肉を食いながら間接的に草の栄養も取り入れているんだな――実質カロリー0だな」
「笑 んなわけないじゃん! あ、でも、餌を変えると、肉もその味になるらしいよ?」
というわけで、牛に何を食べさせたら極上の味になるのかと議論に議論を重ねた結果、“バター”という崇高な答えにたどりついた。
牛もまさか自分が生産したモノの加工品を食べさせられるとは夢にも思うまい。
満腹になって帰る途中だった。
ボクが無意識で鼻歌をうたった瞬間――幼いころに大好きだった映画が、頭のスクリーンに映し出された。
その鼻歌がこれだ。
「ネバー・エンディングストーリー」
そうだ!
ボクは、思いつくまま、無心で筆を走らせた。
こうしてできあがったのが、
私だ。
お前だったのか。
ボクは安堵し、30時間ぶりに布団へ入った。