【雑記】髪を切りに、そして……
おはようございます!
さいたま市大宮区か、北区で高校受験専門の塾を開校予定の【龍桜義塾】です。
渋谷に髪を切りに行った。
この一年間、髪をきるために渋谷へと足を運んでいる。
これはすごいことである。
ボクの実家があるところは「入間川を越えたら川越じゃない」と川越市民から蔑まれている片田舎の方だ。
最寄り駅の線路は一本しかなく、無人駅もある。大学時代に近所の写真をメールで送ったら「どこか旅行にでもいってるの?」と返信されるくらいだった。そのたびにボクは複雑な気持ちになった。
そんな街出身のボクが渋谷で髪を切っているのである。
もうスタバで商品が手渡されるランプの場所がわからず右往左往していたボクではないのだ。
と、鼻息荒く堂々と道を渡っていたらタクシーに後ろからひかれました。
転んで膝が血だらけになりました。
運転手さんは「だだだ大丈夫ですか? 救急車呼びますか?」とひどく狼狽していたが、美容室のアポに間に合わなくなりそうだったので、そのまま送ってもらった。怪我の功名だな――と納得しているのですが、使い方あってます?
Supreme渋谷の上にある
OCEAN TOKYO OVERさんに今回もお世話になる。
「いらっしゃいませー! うわ、ヒザが血だらけですね!」
「はい。ヒザが血だらけ割というサービスありますか?」
「あいにく、ウチではヒザが血だらけ割というサービスはやっていませんが、絆創膏をお渡ししています」
という丁寧な接客を受け、トイレを借りて傷口を洗い、ヒザに絆創膏を貼った。ふと鏡を見ると、さながら夏休みのワンパク少年のようであった。
「こんにちは! うわ、ヒザが血だらけですね。今日はどんな感じにしますか?♪」
「うーん……特にビジョンは決めてないんですよね。このヒザに合う髪型ってできます?」
「できるかわかりませんが、やってみますねー」
小一時間後、スキマスイッチの「全力少年」が似合う髪型になっていた。
やはり渋谷の美容師さんは違うと、驚きを隠せなかった。
ところで、
髪を切りに行っていない間に新年度をむかえており、ボクを担当していただいている美容師さんチームにも新しいメンバーが加わっていた。
その子は、「毎日のように皆から怒られているけど、それが嬉しいんです。怒られるって、それだけ成長を期待されているってことじゃないですか!」と、キラキラ星のような目をしてボクの髪を乾かしてくれた。
夢があるから。
理想があるから。
前に進みたいという欲があるから。
人は叱られることやお説教に感謝できる。
そういう子の方が、情報の吸収も成長も早いよね。
次に髪を切る時、彼に会うのが楽しみになった。
まとめ