「高校に入学して失敗した…」公立トップ校を退学した君へ -若葉(鶴ヶ島・坂戸)で成績を爆裂アップさせる学習塾【龍桜義塾】
おはようございますっ!
若葉駅(鶴ヶ島市・坂戸市地区)周辺で
成績が爆裂アップする高校受験専門塾を開校予定の龍桜義塾です♪
ボクがまだ、バイト講師時代。
今から14年くらい前でしょうか。
当時、ボクは塾講師歴3年。
それなりの経験を積んで、教室では上位クラスを担当できるまでになっていました。
担当する上位クラスに、Kくんという生徒がいました。
Kくんは、中1・中2の成績は普通レベル……しかし、彼は「トップ校に入りたいっ!」という意志をもっていました。
その意志に応えよう、とボクは思い。Kくんに(もちろんクラス全員にも)あらゆる手を尽くしました。
より質のよい授業。
より質の良い問題集。
質問があったら何でも教える。
授業前、授業後も勉強に付き合う。
定期テスト前には予想問題と学校の過去問を配布。
などなど、持てる力を注ぎこんでいました。
彼はみるみる成績を伸ばしていき、
2年の3学期の内申点34。
北辰偏差値53。
から、
3年の2学期には内申点42。
北辰偏差値の最大値は70に成長しました。
ボクたちは大いに喜びました。
「K、大丈夫だよ! お前なら〇高に絶対受かるよ!」
そして、その言葉通り……彼は第一志望であった公立トップ校に合格。
校舎長と肩を組んだ写真がチラシに載り、「お前やったな!」と友達からも羨望の眼差しでみられ、少し天狗の表情になったKの顔が忘れられません。
合格発表と合格祝賀会のあと……その年の中3生は、一度も塾には来ませんでした。
よくあることです。
ボクら講師は気にせず、新しい中3生へと力を傾けつつありました。
半年後。
コンビニで買い物をしていたら、少しヤンチャな男女の集団が派手な笑い声をあげながら店に入ってきました。
そのとき、
「あ! 先生っ!」
聞き覚えのある声で呼ばれて顔を向けると、
Kくんが立っていました。
金髪ショートヘアに、耳にはゴツいピアス、太い作業着のようなズボンをはいて。
一瞬……ボクは混乱し、脳内の情報が整理できず、か細い声で
「え? あ、K? お前、それ、学校いいの?」
とか言ったと思います。
Kは眉根を寄せながら笑い
「学校は辞めました!」
と、声だけは元気に言った。
(つづく)