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それは、“キミの力”ではないからね。

おはようございます!

さいたま市大宮区か、北区で高校受験専門の塾を開校予定の【龍桜義塾】です。

 

ボク自身、まだまだなので……

 

自戒に言い聞かせる意味も込めて、

 

生徒たちに

 

「お金と時間の使い方を上手くしよう」

 

と言うことが多い。

 

何のために塾に来ているのか。

何を目的にお金と時間を使っているのか。

 

考えて、納得して、行動して欲しいからである。

 

「勉強するため」

「テストで良い点をとるため」

「将来、困らないように」

 

……と、様々な答えが返ってくる。

 

親達にとっても、

 

「家で勉強しない」

「テストでしっかりと点数をとって欲しい」

「少なくとも〇〇高校ぐらいには行って欲しい」

 

……という想いがあるのだろう。

 

しかし、

 

ここでボクが突きたいのは

 

「短期間で」

「効率よく」

「楽に」

「テストの点数を上げて欲しい」

「だって、お金払っているんだから、それぐらい当然でしょ?」

「塾ってそういう場所じゃないの?」

 

たしかに、そういう塾は多い。

 

保護者の方が通っていた塾も、そういう塾だったのだろう。

 

というか、大手の塾はほとんどがソレである。

 

塾の先生たちはあの手この手を使って生徒の点数を上げようとする。

 

この間も、ボクが在籍する塾で

 

「〇〇先生の“魔法のプリント”やった?」

「まだやってなーい」

「マジで? やった方がいいよ、ほとんどテストに出るから」

 

という生徒たちの会話を聞いた。

 

…………。

 

誤解して欲しくないのは、

 

ボクも、開塾したら“お月謝をいただく代わりに定期テストの点数を上げる塾”をやる。

それは当然である。

 

ただ、

そのプロセスが違うという話だ。

 

だって、

 

その〇〇先生が、いなくなったらどうするのか。

“魔法のプリント”がリリースされなくなったらどうするか。

 

だからボクは、

 

担当の生徒たちだけでも、

 

短時間で結果を求めてはいけない!

その場しのぎの勉強で結果が出たとしても、それは本当のキミの力にはなっていない!

作業で勉強しているフリをするな! いつでも使えるように頭に刻んでいけ!

身につけたことが継続できて、初めて本当の力となり、自分を高めてくれるのだ!

 

と、言い続けている。

 

たとえば、

 

ある島へ行くことになった。

 

ボクは「数日かかってもかまわないから泳いで行こう。」と言う。

「泳ぎ方はボクが手厚く教えるから!」

「船で並走するから、横でメチャクチャ応援するし、溺れそうになったら助けるし、疲れたら休養をとってもいい。」

「ただし、その間に船に乗っている間は進めることはしないよ。」

「たどり着かなくても、それは自分で納得してね。」

「その方が泳ぐ力がつくからさ!」

 

しかし、子ども達やその保護者達の多くは「モーターボートに乗せて下さい」と言う。

「お金払っているんだからモーターボートに乗せて欲しい」

「ウチの子はたどり着けるかどうか、わからないから」

「そもそも泳げないんです」

「モーターボートだったら確実でしょ?」

 

そうだね。

 

確かに、モーターボートの方が便利だ。楽に早く、島に辿り着ける。文明の勝利だ。

 

しかし、

 

島に到着した途端、

そのモーターボートが、

 

故障したら?

何者かによって壊されたら?

沈んでしまったら?

どうする?

 

島から出られなくなるじゃん。

 

対して、

 

泳いで来た子たちは?

 

また海に飛び込んで、次の陸地を目指して泳いでいけるじゃん。

 

さて、

 

お金と時間をかけて

 

本当に欲しいのは

 

どちらだろう?

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