黒板をカメラで??
教育のIT化が進み、
タブレット利用がもてはやされ、
ついに、
「黒板はタブレットのカメラで写しちゃえば良くね?」
という次元にいきついたようです。
ほぉ。
ほぉほぉ。
そして、毎度のごとく
Twitterアンダーワールドでは、
この件に関して喧々諤々。
批判、批評。否定、肯定。感情、理性。
がぶつかり合って、
ぐるぐる回って、バターになっています。
笑。
はっきり云うと、
私は、塾・予備校講師の板書は〝無駄”だと思っています。
板書を書く時間。
生徒がそれをうつす時間。
無駄ですねー。
無駄無駄無駄無駄無駄。
なぜなら経験上、
ノートをしっかり写した生徒と、学力・成績向上との相関関係が薄いからです。
「いや、ウチの生徒は!」つって顔真っ赤にする気持ちはわかるよ。
ボクも、数年前は講義重視派の人間でしたから。
しかし。
まぁ、生徒は「ノートを見返さない」ですよ。
というか、マジ復習しないよね。
そもそも家で、自室で、勉強しないでしょ。
宿題? そんなもんは「作業」ですよ。
怒られないための「作業」。
だから、翌週に同じ内容を発問しても答えられない。
そういう子にあるあるなのは、質問しに来た時に「前コレ教えたじゃん。ノート見ながらやっていいよ」と云うと、「ノート持ってくるのを忘れました」とか答える。
笑。
意味無ぇぇえええええええええええ!
つまり、その場を切り抜けるためだけの勉強を、多くの生徒はしているじゃあないですか。
そう思わないですか?
もちろん、各塾の指導者によりけりで、良いモチベーターなっている先生の生徒さんは大丈夫だと思いますけど、
“2:6:2”の法則だと考えますね、ボクは。
2割は、講義・ノート主体で伸びるけれども、8割は伸びない。
じゃあ、伸びるためには?
圧倒的な演習量+ミス分析量でしょう。
だから、件のカメラノートにしても、
2割の生徒は効率良く使い、余った時間を演習にまわす。
けれども、
8割の生徒は、楽をするために使い、余った時間をスマホにまわすでしょ。
つまり、
指導者の力量が試されるだけだよね。