なめられている
「英語」・「数学」と比べて
「国語」って、ナメられがちな科目だと感じています。
やはり、英語・数学は花形!
というのも、
苦手とする子が多いからでしょう。
特に、昨年は教科書の大きな改訂があり
中1の段階から英語瀕死者が爆増しましたしね。
では国語は?
「ある程度の点数はとれているし」
「読んで解くだけだし」
「うちの子は、まあ、大丈夫かな?」
と、
抜く(英語・数学のみ受講する)ご家庭が多い印象です。
さらに、
「国語なんかさぁ」という風潮は
塾サイドにもあって
(特に塾長、教室長などが数学科・英語科出身のパターンが多い)
「国語、とはどういう科目なのか」理解をしていないがゆえに
「だってちゃんと読めば解けるじゃんw」
と笑いながら言う講師の方々が多いです。
よって、
国語のコマ数が年間を通して極端に少なかったり
保護者の方が国語を抜くことにも寛容だったりする塾が多いです。
そして、中3から5教科を取り始めて
愕然とするわけです。
外部テストで、国語(現代文・古典・小論文)で点数がとれないことに!
「うそ!」
「なんで!?」
「学校のテストではそこそこ点数とれているのに!」
そりゃそうですよ。
学校では、文章内容の授業を行いますから。
教科書・授業内容の確認テストなんです。
だから生徒もある程度は頭に入っているし、
ワーク・問題集で演習を行えば、それなりの点数
メチャクチャ頑張ればかなり上位の点数はとれます。
しかし!
受検国語は違います。
当たり前ですが、その場で出題される文章を読解し、設問に解答しなければなりません。
しかも文章内容は、
物語文なら「心の葛藤」「思想の成長」、
論説文なら「言語論」「環境論」「哲学論」「機械論」等々
学生の興味外にある内容ばかりで
使われている言葉もわからない
だから、
なんとなく読んで、
なんとなく解いくから、
国語の点数に結びつかないのだと思います。
つまり、
国語には、初見の問題に対処する力が必要です。
その力が、
本当に、「1年でなんとかなる」とお思いですか?
(つづく)